心不全は命を脅かす病気

はじめに

心不全とは心臓が悪いために息切れむくみが起こり、 だんだん悪なるなり命を脅かす病気です。

心不全になる前と同様の生活をつずけると、心不全は 悪化(急性増悪)し入院治療が必要になり ます。急性増悪を防ぐには、『生活習慣の改善』と 『治療の継続』が大切です。
心不全の悪化を防ぎ生活の質(Quality of Life;QOL)を 保ことができます。
※詳しくは心不全共本に記載してあります。
医師が説明させていただきます。

心不全共本

大宮心不全地域連携パスとは

2人主治医体制画像

心不全を地域全体で診る

患者さんに適した質の高い治療を行うために、 厚生労働省は、患者さんの状態に合わせた医療機関の役割分担をすすめています。
それにより、状態に合わせた適切な医療を受けられます。

2人の主治医(病院・かかりつけ医)や、 訪問看護などの連携に、この『心不全共本』が 使用されます。

大宮医師会連携病院一覧

かかりつけ医を持つ

心不全は慢性的に付き合っていかなければならない病気です。
その管理には、かかりつけ医が欠かせません。

かかりつけ医を持つメリット

  • 健康管理の身近な相談役になってくれる
  • 医師が治療経過を知っているので、状態の変化に気が付きやすい
  • 受診がしやすい
  • 細かな日常生活でのアドバイスがもらえる
  • 救急病院との連携により、救急病院への紹介がスムーズにできる
かかりつけ医

心不全の症状とは

心不全は心臓の全身に血液を送るポンプとしての機能が低下し、血液の循環が悪くなることで様々な症状が出ます。

このような症状がみられたら、かかりつけ医に相談しましょう。

今まで出来ていた ことで息が切れる動悸がする急に体重が増えたむくんできた夜間頻尿寝ると苦しくなり-起きると楽になる食欲が落ちたお腹が張る疲れやすい最近手足が冷える

心不全の治療

心不全は薬をもらって飲んでいれば治るというわけではありません。
患者さん自身が「治療の4本柱」を継続することがとても重要です。

心不全治療-4本柱

①食事療法
食事の管理は塩分制限が必須で、内服と同じくらい大切です。

②内服治療
内服薬を自己判断で調整すると、心不全は確実に悪化し、急性心不全の原因となります。

③運動治療
体力の低下を防ぐ、有酸素運動と軽めの負荷運動が大切です。

④日常生活
毎日、血圧/体重測定、アルコールを控え禁酒、予防接種など

自己管理が治療の柱

慢性心不全の治療目標は、急性心不全による入院をなるべく防ぐ。
異常の早期発見のため、この手帳の「心不全ポイント自己管理用紙」を活用してください。

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