1.PACS(医療用画像保存システム)&電子カルテ
PACS(Picture Archiving and Communication System)とは、CT画像、レントゲン画像、超音波検査画像、心電図波形、内視鏡画像、眼底画像を電子化、院内サーバーで保存し、院内ネットワークで利用する画像保存システムです。
検査画像もCDで出力でき紹介の際お渡しできます。
電子カルテ は外来で受診された際も、健診で施行した血液検査など一元的に見ることができ、血液検査・心電図などの検査結果や薬剤情報もその場で印刷してお渡しすることができます。
2.最新 超音波機器 (日立アロカのARIETTA 850)
最新のアプリケーションの搭載で、患者様の負担を軽減することで、短時間でより安全かつ苦痛のない確実な診断を可能にすることで、早期発見・早期治療が可能となります。
日立アロカのARIETTA 850は、大学病院で採用されている超音波機器です。
埼玉県の開業医にて数台採用されているうちの1台です。大学病院まで足を運ばなければ検査できなかった必要な検査が、当院で対応可能となりました。
超音波機器とは
超音波(エコー)を用いて、心臓・頸動脈・腹部・甲状腺・下肢動脈(静脈)、前立腺、子宮、卵巣 など 超音波臨床検査技師が施行、正常、異常、疾患の有無評価、状況把握し、専門病院に紹介する必要があるか判断します。
3.インフルエンザ迅速測定機器(クイックチェイサーImmuno Reader)
1台で5項目の感染症を診断できる迅速システムです。
イムノクロマト法と写真の現像技術を組み合わせた増幅反応により、発症早期でも検出が可能です。
(富士フィルムの技術)
当院では3台所有しています。
4.血圧脈波検査装置
心臓から足首までの動脈の硬さ(CAVI)を測定する装置です。
検査方法は、両手足の血圧を同時に測定するだけで、検査時間も5分程度と簡便です。
CAVIは、測定時の血圧に左右されずに動脈硬化の評価、下肢動脈の狭窄・閉塞を評価する指標であるABIも測定できます。
※ABI(Ankle Brachial Pressure Index)は下肢動脈の狭窄・閉塞を評価する指標です。
5.呼吸機能検査(SP-370)
肺活量(%VC)は気管支拡張症、肺線維症などの拘束性肺疾患、%1秒量(%FEV1)と1秒率(FEV1%G)は慢性閉塞性肺疾患(COPD:chronic obstructive pulmonary disease)の重症度判定およびステージ分類を行います。
患者さんの肺機能の経時的変化を視覚的に確認することによって計画的な治療のサポート、COPDの治療、禁煙への動悸付けに役立てることができます。
6.ホルター心電図(24時間心電図)
24時間かけて、日常生活中の心電図を記録する検査です。
シール式の電極を胸に貼り付け、携帯型の小型心電図記録器を腰のあたりに固定して一日過ごしていただきます。
仕事中や食事時、睡眠中も常に心電図を記録するので、
- 一過性の不整脈
- 狭心症発作による心電図変化 など、
短時間記録の心電図では捕らえることが難しい心電図の変化を検出するのに有用な検査です。
当院では6台所有しています。
7.睡眠時無呼吸検査
睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に何回も呼吸が止まり、ぐっすり眠る事が出来ない病気です。
大きなイビキや起床時の頭痛、夜間の呼吸停止、日中に強い眠気がさすなどの症状があります。
有病率は人口の1~2%といわれ、放っておくと高血圧や心臓循環器障害、脳循環器などに陥るといわれています。
また、日中の眠気のために仕事に支障をきたしたり、居眠りによる事故の発生率を高めたりするなど、社会生活に重大な悪影響を引き起こします。
治療方法も確立されておりますので、適切に検査・治療を行えば決して怖い病気ではありません。